バラの品種紹介_グラハム・トーマス
グラハム・トーマス
- Graham Thomas
- 作出年:2001年
- 作出国:イギリス
- 作出者:David Austin(デビッド・オースチン)
- イングリッシュローズ
- 返り咲きあり
- 強香(ティー)
- 2009年 世界バラ会連合 殿堂入り
イングリッシュローズの代表的な品種。
イングリッシュローズとは、イギリスの種苗会社「デビッド・オースチン・ローゼズ社」が作出したバラの総称。
オールドローズの姿と香り、ハイブリッド・ティーやフロリバンダの四季咲き性や幅広い色調を、両方持ち合わせた新しいスタイルのバラとして登場した。
1983年に世界バラ会連合殿堂入りを果たしている白バラの名花「アイスバーグ」が交配親になっており、その特徴と魅力が存分に受け継がれている。「アイスバーグ」は「シュネーヴィッチェン(ドイツ語で白雪姫)」の別名もあり、しなやかな枝振りと純白の可憐な花が魅力的なバラ。イングリッシュローズの中では、「ヘリテージ」の交配親にもなっている。
グラハム・トーマスも2009年に世界バラ会連合殿堂入りを果たした。
イギリスのバラ栽培家であり、ガーデンライターでもあるグラハム・トーマス氏に捧げられたバラ。
グラハム・トーマス氏は、デビッド・オースチンのナーセリーに足しげく通い、貴重なアドバイスをたくさんしていたという。その恩に答えて、デビッド・オースチンがグラハム・トーマス氏にバラを捧げることを決めて、新種候補のバラの中から、グラハム・トーマス氏本人が品種を選んだ。
発色のいい原色に近い黄色が目を引くバラで魅力的。比較的ツル性が強いのでアーチやオベリスク、フェンス仕立てで育てるのがいいかも。