探し物が見つかった話を聞いた話
昔の話を思い出した。
その当時、仕事場で見聞きしたのは、こんな話。
急遽仕事でシルバーのガムテープが必要になった。
職場の近くにホームセンターが3箇所あるので、先輩のAさんは1箇所ずつ回って探すことにした。
すると後輩のBさんがAさんに「いちいち回らなくても、各店舗に電話で問い合わせて、置いている所に買いに行きましょう」と言った。
しかし、Aさんは「行った方が早いから!」と言ってホームセンター回りに出て行った。
Bさんは「無駄な動きして合理的じゃない」とAさんを批判した。
そしてBさんは、各ホームセンターに電話で問い合わせた。
すると、どの店舗でも「シルバーのガムテープは置いてません」と言われた。
Bさんが困っていると、ホームセンター回りに出かけて行ったAさんが戻ってきた。
その手には、シルバーのガムテープがあった。
BさんはAさんに「どの店舗に問い合わせても、シルバーのガムテープは無いと言われたのに、どこで買ったんですか⁉︎」と聞いた。
するとAさんは「○○の店舗で売ってたよ。仕事は、現場に行かないとダメだ。一見無駄に思えても、仕事は足でするものだ」と言った。
推測するに、○○の店舗で電話に出た店員さんが、正確じゃない返答をしたのだろう。
もしくは、Bさんの問い合わせの意図が伝わらなかったのか。
いずれにしても思うのは、問い合わせる相手は、知り合いの店員さんであったり、信用できる人間じゃないとダメだなと言うこと。
電話に出たのが、店長だったりベテラン店員だったりすれば、適切な対応をしてくれるかもしれないが、電話に出た人が新人アルバイトだったら、不正確な対応をされる可能性は十分にある。
この件で、探している商品が、電話で聞いて無くても、現場に行って自分で探したら見つかる事がある、と言う事が立証された。
関連して思い出したが、嵐に打たれながら台風中継するテレビを嘲笑する風潮があるが、現場に取材に行かないと本物の情報が掴めない、と言うことは本当だと思う。